起きるともう周りが赤かった・・・
カーテンがユラユラ動いて赤も一緒に動く
もう夕方か…いつまで寝てんだ俺。
「良かったわ、眼が覚めたのね・・・銀さん」
あれま、さっちゃん・・・さっちゃんはここの大学の保健の先生。
新人の先生で俺達と歳は2〜3歳近いらしい・・・可愛いのだが
「全然起きないから放置プレイされちゃったのかと思っちゃったぞ★」
これがなきゃ良い先生だけどなぁ…なんて思う。
「そう言えば銀さんの痴態に染まったおでこにチョークを投げつけたあのハゲ豚は
校庭の真ん中に縛って放置しておいたから安心して」
さっちゃん・・・ツッコミ所多いんですけど…つかマジで校庭に裸体で縛られてる
ハゲ教授が見せ物になっている。もしかして他の教授にも生徒にも助けられないであのまんま・・・
「よく解ったな。さっきからずっとあのままだぜぇ」
何でお前は心の声が聞こえるの高杉ィイ!!!あぁ解ったあれか。
左目がないから神の目が出来たから解るようになったのか。オイ
あれ・・・そういやぁ夕方って事は・・・
「あ、高杉今何時だ?」
ベッドの所が死角になっていて時計が見えない
「5時半だ。確か今日は6時から坂本とレースの約束だったよな?俺が連絡入れて中止に
「中止何かに出来る訳ねーだろっ!!!高杉行くぞ」
ベットから飛び出し、保健室の窓から出て行く。一階にあるからすぐに校庭が目の前だ
さっちゃんか高杉が下履きと鞄を用意してくれたのであとはこのまま行くだけだ
「さっちゃん有難う!また明日ね」
「いつまでも待ってるわ銀さんvvv」
手を振ってサヨナラを告げる。いつまでもさっちゃんが手を振っている。
高杉が 後ろを振り返り意味が解らないがニヤッとした気がする
あいつ、さっちゃんを狙っているのかな・・・
一人保健室に残されたさっちゃんは、先程の高杉の背中を切ない瞳で
見えなくなるまで見つめていた。
「やっぱりそうだったのね・・・でも高杉君。貴方にも銀さんを奪えないわ・・・だって今の銀さんは…」
続く。
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